BOOK

□再会
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ここはとある無人島。

麦わらの一味はここでバーベキューを
していた。


「おーい!サンジー!!
肉まだかー?」

「待てよ、ルフィ!
まだ焼けてないだろ!」

「腹へったー!!」

「おい!酒はねぇのか?」

「ちょっと!うるさいわよ!!」

「うっせえぞ、てめぇら!!
食料足りないからとってこい!」

「食料ー?
なら、釣り行くぞ、チョッパー!」 

「お、おう!」


ルフィ、チョッパー、ウソップは
釣竿を持って近くの海へ移動した。


「おい、こんな綺麗な海に
魚なんているのか?」

「にっしし
まぁやってみればいいだろ
大物釣るぞー!」

「おう、俺も釣るぞ!」


年少組は釣りで大盛り上がり。


「まったく
釣りで盛り上がれるなんて
まだまだお子様ね」

「あら、可愛いじゃない?」

「ロビンは甘いのよ!」


ナミは年少組を見てそんなことを言ってるが
顔は微笑んでいた。


「かかったー!!」

「これはデカイぞ!」

「ルフィ頑張れ!」

「うおーー!!!」

「「「釣れたー!!!」」」

ルフィ達はとても大きなカジキマグロを釣った。


「旨そーだな〜!」

「おーい、サンジー!!
でけぇ魚釣ったぞ!!」

「お、カジキマグロだな!
調理してやるから待ってろ!」


そう言ってサンジはカジキマグロを持って
調理し始めた。


「楽しみだな!」


その時、空から海へと落ちていくものが。


「あ、何か落ちたぞ?」

「なんだー?
ありゃあ、帽子か?」

「ルフィのじゃないか?」

「俺は被ってるぞ」

「誰のかしら?」

「あれはワークキャップね」

「落とし物か?取ってやる!」


"ざぶーん!!"


「きゃあー!ちょっとルフィ!!」

「あんのバカ!」

「ブクブクブク
助けてくれー」


帽子を取りにルフィは海へ飛び込んだ。

だが能力者の彼に泳げるはずもなく
海の中へと姿が消えていく。


「ハァーハァー
死ぬかと思ったー!」

「バカかてめぇは!」


ゾロに助けられたルフィ。


「あんたねぇ!
泳げないんだから海に入るんじゃないわよ!」

「だってよぅ
流されそうだったんだよ〜」

「それにしても誰のかしらね」

「何か見たことあんだよなぁ」

「そうなのか!?」


ワークキャップを見ながら
ルフィは頭を捻る。

この帽子が麦わらの一味と彼女を
結びつけた。
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