わたしと‥‥

□新学年
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「じゃあ僕は先に寮に戻るよ眠いし」

フレッドはそういうとなぜか一度わたしの手を握ってからそそくさと大広間から出て行った


握られた手を見ると一枚の紙が握らされていたことに気づく。


わたしはそれを机の下で広げてみる




「ごめん、私も図書室行きたいから。また談話室で」

そういうとそそくさと大広間を出た


廊下に出てから私はある場所へ向かう



それは‥‥






「あぁ、きたきた。ほら、はやく」


秘密の場所。


ホグワーツの裏庭にある一本の樹。
普通に見れば夏には緑が生い茂って秋には綺麗な赤い葉をつける木だけど、

この木に向かって‥‥


「道よ開け」

決まった杖の動きを一振りすれば、驚くことに木の中に道が現れる。


私たちがそこに潜ると木の穴は閉じられて通り抜けていけばそこにはみたことのないようなお花畑が広がる。


これは私とフレッドとジョージで私が入学した年から植えたり世話したりして作った花園。


真ん中には私たちが今出てきた大きな大木。

それを囲むように色とりどりの花たち。

アーチなんかも設置しておしゃれな飾っている


「アリシア」

フレッドは私に手を伸ばす。


おとなしくそれを掴むと彼は少し離れた白い花が咲く場所へと私を連れて行った
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