わたしと‥‥

□新学年
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あれからフレッドとは少し気まずいまま新学年を迎えた。


「アリシア〜遅れるわよ!」

9と4分の3番線でハーマイオニーが既に乗り込んでる列車の窓から顔を出す。


「今行く!」

私はそう答えると後ろで私たちを心配そうに見るモリーおばさんを見上げる


「またお世話になりました。おばさん。」

両手でおばさんの手を握ると寂しそうな顔をしたまま私の手をさすり、うんうん、と頷く


「あんなに騒がしかったんだもの‥少しは寂しいけれどみんなしっかりやるのよ。」


この別れの時が1番つらい。
おばさんは上の3人はもう外に出ているし、学校に戻る時期になると一気にまた子供たちがいなくなる。



普通に考えてみれば、母親としてすごい寂しいと思う。


「ふくろう便もたくさんだします。写真も、だから寂しがらないでください。
フレッドよりもジョージよりも、ロンよりもジニーよりも私が1番に出しますから!」


「まあまあ、ありがとう‥‥。
フレッドをよろしくね。」


おばさんはそういうと私を急かし、列車にのせた。



列車が発車した時、窓から身を乗り出しみんなでおばさんやおじさんに手を振る。


「君、やたらと長くママと話してたね。」

ふとロンにそう言われる


そんなロンはまた5年生、しかも監督生に選ばれたというのにまーたチョコを口の周りにつけて、
ハーマイオニーに拭いてもらっていた。
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