愛されるが故の罪

□第1話
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「あの、ココさん‥」



長い艶やかな癖っ毛ひとつないまっすぐな髪




「あの、、、、僕、」



伏せていて下を向いていた長い睫毛



黒く長い睫毛の隙間から見えるのはグレーがかった水色の瞳





「、、ぼ、ぼく、君のことが!」






「‥とても申し訳ないないのだけれど、私その先の言葉あまり聞きたくないの。」



話す声は心地のいいソプラノとアルトの間の声



ピンクに染まった頬は自分に好意を寄せてるのではと錯覚するほど




「私ね、貴方とはいい友人でありたいの。
だからこれからもいい友人として付き合っていきましょう」



そう言って笑う彼女はとても残酷だった。















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