Story

□いつでも君を見てる
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もうすぐ授業が始まる。


しかしその足で向かったのは鮎沢の元だった。


鮎沢「ん…?碓氷!もうすぐ授業が始まるぞ!」

碓氷「鮎沢…服脱いで」

鮎沢「なっ!何言ってんだよ!私は教室に行くぞ…」


鮎沢は何とか碓氷を交わしそのまま歩き出そうとすると、碓氷は鮎沢の腕を掴んだ。


鮎沢「いっ…」

碓氷「怪我…してるんでしょ?」

鮎沢「このくらい大丈夫!だから離せ!」

碓氷「やだね」


逃げようとする鮎沢を担いで無理やり保健室に連れて行くと、椅子に腰掛けさせ怪我をしたところを手当てし始めた。


碓氷「こんなに腫れてるのに次の休み時間まで我慢しようとしてたのか?」

鮎沢「これくらい…平気だ…」

碓氷「鮎沢…男でも所構わず助けるんだな」

鮎沢「当たり前だろ?碓氷のことだって助けてやるよ」

碓氷「っ…」

鮎沢「なっ…なんだよ…黙ったりして…」

碓氷「いや…頼もしいね」


綺麗に巻かれた包帯を、一晩中取ろうとしなかった鮎川だったのでした。
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