名探偵コナン
□FBI
1ページ/4ページ
プロローグ
カーテンを開けて太陽の光を部屋に入れる。
薔薇の花に水をやって、奈南を起こしに行く。
あいつの笑顔は癒やされる。
薔薇を育ててんのはアイツの趣味で、薔薇が好きらしい。
年下なのにしっかりしていて頼りになるイチメンもある。
「奈南、朝だ。」
寝顔にドキッとするのは内緒にしておこう。
その方がお互いのためだと思っている。
『んん…おはよ。秀一』
眠そうだな。
無理もない。昨日は夜遅くまでこちらの資料をまとめてくれていたのだから。
俺はとっくに寝てしまったかと思っていたが、朝起きると台所の俺の机の上に資料が乗っていた。
午前12時に喉が渇いて台所に向かった時、机の上に何もないことを確認しているから間違えないだろう。
となると…3時まで起きていたのか?
あいつも喉が渇いて、台所に向かったと思ったが…
一緒に住んでもう10年も経つ。
それなのに毎日が新鮮で、飽きないんだ。
こうなってしまったのは黒の組織とやらに目をつけられてしまい、FBIが保護することになったからだ。
今では一人の女として見ている。
俺をちゃんと見てくれる
何時までも佐伯奈南という女のそばに要られたら何よりも幸せだ。