AKBg
□言わずもがな
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うちが好きな子はAKB内で一番の美人で、天然タラシ、よー女の子泣かせてるプレイボーイ...じゃない、プレイガールや
女の子を泣かせた日は決まってうちを呼び出して「なんで友達じゃだめなの。泣かせたくないのに...」って沈んだまま愚痴を聞かされる
こいつのずるいところは、天然タラシなところやな。天然やから自覚がないねん。なんで、自分のことを好きになるのか理解でけてへんねんな。むかつくわー。
「ゆかちゃーん。どしよ。また泣かせてしまった...」
170cmの長身を限界まで折り曲げたような体制で落ち込んでいるのはAKB481期生山本りな別名天然タラシ
「またかい。いったい何人泣かしたら気がすむねん」
「泣かせるつもりなんかないよー。」
「そんなことゆうて、また思わせぶりな態度とったんちゃうん?」
「わかんないよ...みんなが有華ちゃんみたいだったらいいのにー。」
何言ってんのんこいつ。あほちゃう。みんなが有華やったらそれこそ大変やんか。
「はぁ...なんなんそれ」
「え?だって、有華ちゃんは変な風に捉えないでしょ?」
「捉えへんけど、」
捉えへんけどもう好きやねん。あんたのこと。最初は絶対好きにならんって思ってたのにうちの前でだけ弱音をはくりなに惚れてしもうた
「でしょー?有華ちゃんには何でも話せるし」
「なぁ。」
もう、ゆうてしまおうか、こまったらえいねん。
「ん?どーしたの?」
「本気で言ってるん?」
「何が?」
「うち、あんたのこと好きやねんけど」
「あたしも有華ちゃんのこと好きだよー?」
「ちゃうねん。うちの好きとあんたの好きは...」
「...え?」
ヘラヘラしてた癖に真面目な話すると真剣な表情になってうちのことじーって見てくるところも好きやねん。全部全部好きやねん。
「有華ちゃんもそんなふうに思ってたの?」
あーあ、終わりや。なんで言うてもうたんやろ。でも、このままの関係でおんのも疲れたしちょーどよかったんやろか
「有華ちゃん!大好き!」
は?
「な、なにが!?うちの言うてる意味わかってる?」
「うん!ずっと、有華ちゃんが好きだったんだよ?有華ちゃんに嫉妬して貰いたくて相談してたのに全然嫉妬してくれないから有華ちゃんにとってあたしはただの友達やと思ってた!」
「何言ってるん!?あんた、うちに嫉妬させるために女の子泣かしてきたん!?」
「まって!それは違うよ!泣かせるつもりは無いの!でも、恋人がいるのって牽制することも出来なくて...」
「なんなん、それ、有華が悪いみたいやん。もう、これ以上泣かさんとき」
「え!それって」
「有華のもんになっとき」
「有華ちゃーーーん!!」
それからりなは他の子達に有華ちゃんがいるからって断るようになってんけど..更に泣く子が増えてもーた。
今までは、理由も無く振られてたから、見込みがあるとおもーてたんやろなー。
りなが有華のもんに、なってもーたから見込みが無くなってもーたからやなー。
ごめんな。みんな。でも、今まで頑張ってきたんやし、これからはラブラブさせてもらうわ
ほなな!
「有華ちゃん。愛してる。」
「なんなん。はずいわ。...うちもやで」
「かわいいいいい!」
「あほ」