乃木坂

□煮込まれたい
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「お前のこと煮込んだるっ」

TVの中の七瀬はエロい格好して前かがみになって卑猥な言葉を言っている

「んなあああああ。可愛いい!!えっろいいいい」

なんてっなんて可愛さだ
タダでさえ可愛いのにこの七瀬は人類の到達しうる可愛さを超越しちゃってる...
だがな?TVみたいな誰が見てるかわかんないものであんな、あんなエロい格好しちゃいかん!
あんなんあかん!

「ううううううう。がんわいいよぉぉ。」

ほらー!!こんな変態が沸くからぁぁぉ

「何してるん...」

この声は...この可愛らしいと見せかけてエロい関西弁を喋る子は...
まぁ?この家に私とあの子しかいない訳だから一人しかいないんだけどね?寝てるからって大きな声を出しすぎた私が悪い
だが!まだごまかせる!いける!

振り乱した髪を整えニッコリと微笑み七瀬の方に向き直る

「ん?おはよう」

完璧だな。さっきまでの荒ぶりをまるで無かったかのように振る舞う私。女優になれるな

「おはよう...」

眉を顰めじーっと睨みつけるように私を見てる

んんんんん。何それ。そんな可愛い顔で見つめられたら襲うぞ?起きたばっかりなのに、速攻布団にレッツラゴーしちゃうぞ?

「また変な事考えてるんやろ...」

「え?変な事なんて考えてないよ?」

「...ふーん」

全く信用してないのがまるわかりな七瀬はソファーに座り人形を抱きしめついているTVを見る

おい、人形そこを変われ。七瀬にだかれていいのはこの私だけだ

歯ぎしりをしながら人形を睨んでいるとため息をついた七瀬は立ち上がり私の腕を引くとソファーに座らせ、私の足の間にちょこんと座る

「これやったらええやろ?」

人形を抱きしめたまま見上げてくる七瀬が可愛くて可愛くて私理性なんてふっとんじゃいます

「それ誘ってるよね?」

見上げてくる七瀬の頬を包み込むように抑え軽くキスをする

普通にしてるだけでも可愛い子が私の足の間に座ってそのまま見上げてくるんだよ?
我慢出来る?出来ないよね?松井悪くないよね

ちゅっとリップ音を鳴らしながら唇を離すとムッとした顔の七瀬が私を見つめている

え?なに?もっと?やだもう。可愛いんだからっ

んーっと口を尖らせ顔を近づけると口をガッと捕まれる

「んなっ!はにふるの!」

「それはこっちのセリフや。なんでちゅーするん」

頬をぷくっと膨らませるのも死ぬほど可愛いんだが、ちゅっちゅー!?んがっ!カワイイにもほどがあんだろおおおおお。くそおおお、

何とか頭の中で荒ぶる自分を抑える

「それはね?七瀬が可愛いからだよ」

パチンっとウィンクをするときっと「やだもー。玲奈ちゃんっ」って可愛く頬を染めるんだろうと思ったら、じろっと睨まれる

「あ、あれ?七瀬ー?怒ってるー?ごめんね??」

眉を限界まで下げ悲しそうな顔をすると七瀬も悲しそうな顔をして首をふる

「怒ってへんよ...ただな...」

「うん?」

「...TVにメンバー映ってるから...恥ずかしくなってん」

え?なにそれ。ガチめに可愛くない?やだ、嫁に欲しい。

っといけない。なるほど、TVが付いていたから恥ずかしい...ということは!!!

私は光の速さでTVのリモコンを手に取り画面を消す

「七瀬。これではずかしく無いよね?」

七瀬の頬に手を当てると顔を真っ赤にしながら遠慮がちに頷く

その仕草が可愛くてエロくて私のスイッチを全開にするのは一瞬だった

七瀬のおでこにキスをし、唇に軽くキスをすると七瀬の髪を耳にかけ可愛い可愛い耳たぶを口に含む

「ひゃっ」

私の肩に手を置いて身体を震わせる七瀬が愛おしくて執拗に耳を攻める

「んっ...やぁ...耳っあかん...」

「んー?耳いや?」

耳から口を離して七瀬の顔を見ると瞳は潤み、頬はピンクに染まっている

エロい──

そう思った後の私の行動は早かった

立ち上がり驚く七瀬を抱き上げ寝室へと運び、じっくりねっとり変態的に七瀬の耳や唇、鎖骨、胸、太ももを責めあげ七瀬からオネダリさせるように仕向けた







隣で眠る七瀬を見つめ先程の七瀬を思い出す
頬を染め涙を流し、「なぁ...お願いっ」なんて声を震わせながら言われたら聞かないわけがない

「えろかったぁ...」


可愛く寝息を立てる七瀬にムラムラしてきてしまった私は七瀬の頬にキスをし体を冷ますために外へ出る

月が綺麗だった


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