乃木坂

□寝起き
1ページ/2ページ

「...」

あまりの綺麗さに言葉がない
普段は天然ですぐにセクハラばかりをしてくるのに、映画の中の彼女はまるで別人だ

猟奇的思考を持つ連続殺人犯の役をまるで本人かのように演じる

血に濡れたその顔は誰が見ても美しく官能的だ

「おはよぅ」

目を擦りながら寝起きだというのに綺麗な彼女が甘えるように抱きついてくる

「おはよう。よく眠れた?」

「うん。あ、私の映画見てたの?」

「これの玲奈ちゃんすごい好き」

「えー、快楽殺人犯だよ。殺されたいの?」

「玲奈ちゃんにだったらそれも...」

アリかな...ていうかありだよね?
だってあんなに綺麗なんだもん。

「ド変態だぁ」

えええ、そんなに引く?さっきまで、甘えて抱きついてきてたのに
ああああ、離れていかないでぇぇ

「...」

え?なんで突然無表情??めちゃくちゃ綺麗だからちょっとやばいよ?なんか、その顔をぐちゃぐちゃに歪めたい

「変態」

ふにゃっと笑いながらそんなことを言うから、朝だというのに今すぐ押し倒したい

「...顔」

両手で包み込むように頬を抑えられぷにぷにとされる

「なにするのー」

「すごい顔してたから。折角の美人がド変態顔だよ...」

はぁっとため息をつき呆れた顔もエロくてやばい

「まいやんんん。その顔やめてぇぇ」

「そんなやばい顔してる?」

「うん...」

いや、でもね?
目の前に、誰もが憧れるスタイル、顔を持っていて、物凄く美人で寝起きでその白くて細い足をこれでもかっと見せつける服を着ている愛する彼女がいるんですよ?

興奮しない方がおかしい
てゆうか、朝からエロい玲奈ちゃんが悪いと思うの

「...まいやん。そんな顔してると襲うよ?」

待って!まってまって!さっきまで無邪気であどけない感じだったのに突然そんな、そんな妖艶になる!?

私の頬に手を添えながら微笑む玲奈ちゃんは、大人っぽくて色気が溢れまくってる...

「ふふ。なんちゃってー」

なんっなんだと!!
舌をぺろっと出して戯ける姿にまいやんはもうだめだぁぁあ!

「ベッド行こう」

「え、え、」

冗談だよ?と言いながら慌てる玲奈ちゃんの手を引き寝室へと向かう

「待って!」

ベッドに押し倒し顔を近づけようとしたら抑えられる

「待てない」

「待ってぇ、朝だよ?起きたばっかりなの!」

慌てて逃げようとする玲奈ちゃんだけど、力は断然私の方が強いから全く動けていない

白くて綺麗な首筋に吸い付くとビクッと体を揺らす
その動作が愛おしくて舐め上げると小さく声を漏らす

「...」

目に涙を貯め見つめてくるから、抵抗の無くなった手を抑えるのをやめ服の中へと滑り込ませる

「やっ」

こそばゆかったのか滑り込ませた手を掴む

「ま、まいやん...」

「んー?」

「それ以上はだめ」

頬を染め涙を流しながら首をふる姿に私の理性は吹き飛んだ

「わざとなの?」

「やっ。んっ」

細い腰をさすり、気持ちよさから開いた口に舌を滑り込ませ口内を責め立てる

感度の良い胸を揉み、足の間に足を入れ擦ると漏れる声が多くなる

しばらく続けていると、玲奈ちゃんが肩を叩いてくる

夢中になっていて気づかなかったが、顔は上気し涙目になっている
唇を離し頬に手を当てる

「はぁ...」

「ごめんね?苦しかったでしょ」

「...っと」

「え?」

「もっと...して?」

そう言いながら私の首に手を回し自ら唇を重ねてくる

そのことに興奮してしまった私は玲奈ちゃんの綺麗な顔をいやらしく歪めていた
次へ
前の章へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ