乃木坂

□どいやさん
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どいたま→坂口珠美がどいやさんのどたまをかち割ってる事の略
と仲良いフォロワーさんが放った一言から始まったバトル物語です



どいやさんめがけ金属バットを振り下ろす珠美に七瀬が

「やめてっ!」

と必死に止めるが

「あはははははははっ!!!」

とぐちゃぐちゃになるまでどいやさんの頭かち割り続ける
一通りぐちゃぐちゃにしおえ

「ふうっ」

と一息つくと

「いつからそれがどいやさんやと思っとんたん?」

と不敵な笑みを浮かべる七瀬を見たあと、視線をどいやさんだと思ってたものに戻すがその場所には砕かれた石くずが散らばるのみ

ばっと七瀬に視線を戻すと

元気に七瀬の手のひらの上で動き回るどいやさん

しかし、手のひらの上にいるどいやさんを
すごい速さで奪い取る人が現れる

「どいやさんって食べると美容にいいって聞いたんですけど、ほんとですか?
食べちゃおっかなー?」

そう言い、不敵な笑みを浮かべながら
どいやさんの足をつまみプラプラして遊ぶ美月

「どいやさんが美容にえいわけないやん。梵天の神様やで?」

「ふーん。そうなんですね
なら、神様食べちゃえば私も神様になれますかね?」

と口角を限界まで引きあげ悪魔のように笑う美月

「アホなこと言うてんとはよどいやさん返し」

「えー。嫌ですよ。どっちにしろお腹すいてるんで」

と口を大きく開く

大きく口を開けた美月をみて
必死に逃げようと大粒の涙を流しながらばたつくどいやさん

七瀬の頭の中でプツンと何かがキレる音がする

「おい、ええかげんにしやんと
なな怒んで…」

「おー、こわこわ、でもね七瀬さん。
怒るのがいつも遅すぎるんですよ」

そういいそのままどいやさんをまるごと飲み込む美月

「ななを怒らせたんは君で2人目や
聞いたことないんちゃう?ななが怒った...なんて
当たり前やんな、ななを怒らせた子は消滅する運命にあるんやから」

と笑顔で近づいてくる七瀬に危機感を覚える

「はは、やだなぁ。七瀬さんそんなに怒らないでくださいよ」

と言いながら逃げようと機会を伺うが...

「あー、ちょっと逃げようかなって思ったけど…
どいやさんって消化良いんですね?
神の力?わかんないけど?
力が湧いてきました♪
七瀬さんにだって負ける気しないです♪」

とアイドル顔負けのぶりっこポーズをする美月

「わかった。
消し飛ばしたるわ。」

その瞬間美月の視界から七瀬が消える。

突然視界から消えた七瀬に慌てるが直ぐに冷静を取り戻し神経を集中させる

「ほなな」

どこからか聞こえてくる声から左に少し避けると左半身を吹き飛ばされる

「あれ、全部吹き飛ばしたつもりやのに..」

と変わらぬ微笑を浮かべる七瀬に対し

「痛いですよー。」

と脳天気を装う美月(危ねぇ...)

「…あはは♪
どいやさんの力がなかったら死んでたのかな♪
この服高かったのにな。」

少し残念そうにしながらも、美月の左半身が超速再生していく。

「まだちょっと力の使い方わかんないなー。
…こんな感じかな?」

デコピンのように指を跳ねる美月
すると七瀬の鳩尾に異常な衝撃がぶつかる

「うぐっ」

と苦痛の声を上げながら後ろに数歩後ずさり口から垂れる血を拭き取る

「あれー?あんまり聞いてない感じですかぁ?手加減しすぎちゃったかなぁ?
七瀬さん硬いんですねっ♡」

とおちゃらける美月に微笑みを絶やさず

「褒めてくれるん?ありがとうなぁ。」

と余裕を見せながらとことこと歩いてくる

あかんな…
どいやさんの力モノにされる前に片付けな…

足に力を込め、美月へ近づこうとする七瀬

「あれさっきより遅くなりました?
あ、やましたが早くなったのか♪」

気づいた時には七瀬の目の前に美月の膝が

ぶっ!?

「あんな速度で当てたのに鼻血だけで済むんだ…へぇ
ちょっと引きますね」
と笑う美月

「調子乗るのも大概にしときや?」

と鼻から垂れる血を拭うことなく美月の頭を鷲掴みにする

「そんなに怪力だと男ウケ悪いですよー?」

と笑う美月の頭を握る手に力を入れ空いた手に黒いどいやさんを召喚する

「え、なんですか?それ。」

「可愛ええやろ?黒いどいやさん
そんなに食べたいんやったらこれも食べ」

「んぐっ!
なにっ、これ不味っ」

「あれ、え!?
力が薄れて…!?」

「中和作用あんねん
どいやさんの力過信しすぎて隙だらけで助かったわあ」

「ま、許した訳では無いから消滅して貰うわな」

にこっと誰もが見惚れるほどの笑顔で拳を握る七瀬

「ちょっと?何してるの七瀬」

「む…ま、まいやん?
なんでこんなとこに」

「珠美が不貞腐れてたから話聞いたら2人が喧嘩してるって聞いて
ダメでしょー?めっ!」

と七瀬の頭をペちっと叩くと七瀬の体から力が抜ける

「美月も!どいやさん食べちゃダメじゃない。ほら返しなさい」

突然美月の腹部に手を差し込み消化されたはずのどいやさんが2体白石の手に現れる

「んええ…ごめーんまいやん、怒らんといて?」

さっきまでの威圧的な雰囲気はどこへやら、柔和な雰囲気に様変わりする七瀬

「すみません…」そう言いながらも殺気を込めて七瀬を睨むが

「…これ以上続けるなら私が相手になるよ?」

その一言と冷めた鋭い視線だけで
力が抜け膝から崩れ落ちる美月

「アカンで美月。まいやんにだけは喧嘩売ったら」

どいやさんをよしよししながら美月にそう告げる
こくこくと頷き心の底からの謝罪を行いその場を去る。心に植え付けられた恐怖によりその顔を蒼白にさせながら。

「ごめんな?まいやん。」

上目遣いで謝る七瀬の頭を撫で

「いいよ。その代わり...
その代わりお尻さわらせてぇええええ!!」

「わー!いいよって言う前から触らんといて〜///」

今日も乃木坂ちゃんたちは平和です


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