ひどい病気には思い切った処置を。

□あとがき
1ページ/1ページ






こんにちは、零珠です。


今回「ひどい病気には思い切った処置を。」を読んでいただき誠にありがとうございます。

三、四年前に実写TFをテレビで見てハマってしまい、勢いのまま長編を書き始めたはいいものの、途中で放置してしまいました。

その間もたくさんの方が読んでくださっていたようで、当サイトの「赤い投函箱」やTwitterのマシュマロにてご感想をいただき、もうなんと喜びを表現していいか!!

本当に本当に嬉しいです。


この長編を完結させられたのは、現在、私には個人的な事情により有り余るほどの時間があること、TFに再燃していることなどの理由があげられます。

しかし大きな理由は、感想をくださった方のおかげで「この作品を読んでくれる人が居る」「始めた物語を最後まで見てほしい」という思いが強くなったことです。

思いが強すぎて最後はかなり駆け足になってしまいましたが……とにもかくにも、彼らふたりの物語が一区切りついたことは大変嬉しく思います。


本当は公園で敵に襲われ、オプティマスが交戦、大怪我を負ってしまい……というストーリーも考えてはいたのですが、穏やかに終わらせたかったのでやめました。



タイトルの回収が無事に(?)できたことも良かったです。

私は大まかな設定だけ考えて、ストーリーのオチを全然考えずに、思いつくまま物語を書くので、自分でもこの先どうなっていくのか、ふたりがどんな終わりを迎えるのか分からないんです。

だからタイトルも詩的なカッコイイものを探して使っているだけで、明確な意図はあんまりなくって……。


今回は違和感なくタイトル回収できたのが本当に良かったです。

オプティマスが病を患い、主人公が思い切った行動をする。
主人公が病を患い、周囲が思い切った行動をする。

ちょっとこじつけですが、わりといい感じじゃないでしょうか!
そもそもちゃんと考えて決めれば何も問題はないのですが!


タイトルと言えば、英語の小タイトルはオプティマス目線だったんですが、結局一話しか書きませんでしたね。
もっとふたりの視点から色々書きたかったんですが、やっぱり主人公側から書くのが楽しくって。



作中、オプティマスが恋の病を拗らせている描写が多かったかな? と思うのですが、改めて見ると主人公ちゃんもなかなかですね。

オプティマスさんの影に隠れているだけで、主人公ちゃんも愛が重い。でもそれに対して、ふたりとも違和感を持たないっていうのは、似たもの同士でありお似合いカップルってことなのかな、とも。

種族の違うふたりはそれだけでどうしようもなく不安になってしまうから、愛が重たいのも仕方ないんだと思います。その重さでお互いを縛り付けておきたいから。

よく「死が二人を分かつまで」なんて聞きますけど、「死を以てしても分かたれないように」……というのが今作のふたりの愛の重さなんだと思います。



もちろん解釈は人それぞれです!
書いている私自身、ふたりが根底で何を思っているのか把握しきれません。ふたりもこの中で生きているのですから。

長々と書いた説明は、あくまでも私の考えであり、真実じゃないかもしれないのです。


これは物語を書く上でいつも考えていることです。
私が書いてるんだから私が誰よりも理解できるはずだけど、全部知ってるわけじゃないってこと。


めちゃくちゃそれっぽいこと言ってる。恥ずかしい奴め……完結したからってハイになってるんだ……。





これからはちまちまと番外編を書こうかな〜と思っております。


あと別のTF長編も書きたくてうずうずしてます。
予定はアイアンハイドです。

サイドスワイプとかジャズとか、あからさまなイケメン枠はやっぱり多く夢を見かけることがあるんですけど、アイアンハイドって……少なくない……?? と、気付いてしまいました。

あんなにかっこいいのに。やっぱりキャノン砲突きつけるのが良くないのかな。

今作でジョルトくんがまっっったく出てこなかったので、次回の長編では結構ちゃんと出番を作るつもりです。ごめんね、ジョルトくん。


長くなりましたが、みなさんご愛読ありがとうございました!!
数年越しに完結させられました!!

本当にありがとうございます!
良ければ次回作もお楽しみに!





零珠/2022.12.11

次の章へ
前の章へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ