気まぐれ小説

□熱気球
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ジリリリリーーーー!!!(目覚まし音)


ガチャ




「彩ちゃん!彩ちゃん!はよ起きてーや!!」

「あーもう!まだ早いって、美優紀!」



…………………………………………











2016年4月13日
渡辺美優紀 卒業発表


あの日は、ファンやメンバーにとって最悪の日だったのかもしれない。

そのことについて、私からもファンの方々に申し訳ないと思っている。


なぜなら、私が美優紀に卒業を勧めたんからな(笑)


「バッカヤローー!!」
Byファン



あの日からもう1年半ぐらいが立つ。

さやみるキーは永遠やで!って言ってた通り。私山本彩は現に、渡辺美優紀と同棲生活を送っています!!



「あっ!彩ちゃん!やっと起きたん?」

「うん、もうおきたかっ!?」


(*´³`*) ㄘゅ

「えへへ、彩ちゃん!おはよー」

「/////うん、おはよー」



美優紀が卒業してから、私は美優紀と一緒に暮らすようになった。
呼び方もみるきーから美優紀に変わって、真の恋人関係や!


「今日はデートしてくれるんやろう?どこに連れてってくれるん?」

「んーっとね、内緒」

「えー!教えてーや!(笑)」


ひたすら私の腕を降りながら、甘える美優紀。今日実は美優紀のために大きなサプライズを用意している。

だから


「まだ教えへんって、サプライズや」

「えー!じゃ楽しみぃ〜!!」



出かける準備をし終わり。帽子を深く被って、私にでっかい空き地につれてこられた美優紀。


「うわ!でっかい熱気球!!まさかアレに乗るん!?」

「うん、せやで」

「うわーー!気球なんて初めてや!」


初の熱気球にはしゃぐ美優紀の手を引き、2人きりで気球の中に乗り込む。帽子やサングラスをすべて外し、素顔のまま互いに向かい合う。


「ここならバレる心配もないやろ?」

「うぉーー!すっごい景色!!彩ちゃん、見てみて!!」

「あー、うん………あんな、美優紀………」


気球に隠してあった100本の薔薇を手に取り、片膝立ちで美優紀に向かう。


「美優紀。

私が言い出しただけで、NMBを卒業するんなんて…………
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