白西 短編小説
□二度目の想い
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ななも試してみたかったし、まいやんが……
もし一からやり直せるんやったら、またななを選んでくれるんかどうか………
翌日………
「ななみん!ちょっとええかな?」
「いいよ」
まいやんのかわりにななみんを呼び出すなな。説明するななに
「いい、わかってる……」
「えっ?」
「昨日、給水のバンド忘れて、話はすべて聞かせてもらった」
冷静なななみんに、そっか………と落胆するなな。
「私、本当にしいちゃんのことが好きだから。そんなに気を抜いていると、、奪うよ?」
「えっ?」
ななみんからの思わぬ一言に廊下で固まるなな。そんなななに構わず、ななみんは一人まいやんの病室に向かう。
少しして、ななはハッと目が覚めたん。ななにとって、まいやんの大切さが!
走って病室にたどり着いたとき、入れちがいにななみんは病室を出た。
不安が寄せられ、泣きそうな顔でまいやんに近づく。
「まいやん………」
「ごめんね、七瀬。怒って家を飛び出したりなんかして」
困り眉で呟くまいやん、明らかに何かが違った。
「…………まいやん?」
「思い出したよ、全てのことを。ななみんがね……………」
五分前……………
「ななみん!来たんだ!あのね」
「待って」
「………」
「はぁ………しいちゃん、私じゃない……私ではない……!
ちゃんと思い返して、君のそばにいつもいた人のことを………」
「なぁーちゃんをこれ以上悲しませるな!って真顔で怒られたんだ笑」
ヘラヘラと笑ういつものまいやん、頬には流れる涙が
「七瀬、ごめん。許してくれる?
家を飛び出したこと、今までのこと、悲しませたこと、二度目のこの想いのことを全て、許してくれる?」
「もちろん……」
二度目でも、何度目でも、まいやんがまた間違えても、ななが絶対!まいやんを見つけたるから!
「でも、もうななんこと忘れるなんて、許さんよ?」
その後二人は病室で、号泣した。
※さきさん、リクエストありがとうございました!大変お待たせして申し訳ありません!
今回は難しかったですね!何回書いても、なんか後味が悪く、何度も試行錯誤を繰り返してました。何とかハッピーエンド終われてよかったです。
満足して頂けたら嬉しいです!
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