気まぐれ小説
□やきもちとは
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困惑した顔で、優しく問いかけるななみんを前に、私の目からは何故か涙が出てきた、抑えきれなくて、私はななみんの胸元に頭をうめた。
「わかんない………わかんないよ……自分が何でこうなったのかなんて、、わかんないよ…………ただ、どうしても、今朝飛鳥にキスされたななみんが頭の中に浮かんで、なんか……なんか………」
涙がポロポロと流れ落ちて、唇を噛み締めても、声が漏れてしまう。
「しーちゃん、もしかして、妬いた?」
「へ…………?やく?」
「うん、しーちゃんやきもち焼いてしまったんだ」
肩を押し返され、ななみんの顔を真正面から向かい合わされた。
「やきもちとか、うれしいなぁ……」
ほわんと微笑み、ななみんは私の涙をそっと拭き取ってくれた。
「ごめんね、不安にさせて……」
ななみんに腰を持ち上げられ、私は立ち上がった。
「ㄘゅ♡」
「んっ……///」
「もう絶対そんな思いさせないから、もう泣かないで?」
あまりに穏やかなななみんの声に、私はななみんにしがみついた。
「ほんとだよ、バカ……///」
そう呟き、ななみんに抱きしめられた。
「うん、ごめんね……外寒いから、もう帰ろ?」
「うん……」
小さく頷き、ななみんに手を引かれ、私たちは公園を出た。
正直、自分がやきもち妬くとか、今でも不思議な気分……自分は大丈夫だと思っていたのに、やっぱり、ななみんのことが、、好きなんだな……私…///
改めて、自分の気持ちに直面したまいやんであった。