Dream
□彼と彼女の事
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ポケットにある、キーケース。いつ渡そうかな。スケジュール的には、明日のショー終りかな?忙しいよなー渡す前に、また練習で海外に行く前に俺の気持ちだけでもいいから伝えたい。
『はぁーちあきさんは、ただ観に来てただけなんだろうなー。』
「なんやゆづ、恋の悩みか??そんなため息ばっかり〜」
ノブくんが、後ろから抱きついてワシャワシャと俺の頭を撫でる。
『んーそんなもん。』
「ゆづなんてもてるんやから、ガンガン押したればイイのに!」
謎にボクシングのジャブのポーズで笑いながら言ってくれる。
『でも、帰られないって言うから部屋誘ったら断られて怒られた』
「当たり前がな!はじめからそんなんあかん!まずは、自分の気持ちぶつけてきーまあ明日、当たってくだけろ!」
『砕けねえよ。』
ノブくんは、ガッツポーズをして、何故か俺の部屋の一番大きなベッドで眠りについた。