笑顔は最強の魔法
□入学式当日
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入学式当日。
今日は早起きした。
兄もびっくりしていた。
「お前が1人で起きて来るなんてな、今日は雪でも降るんじゃねえの、、」
「もう、少しは褒めてよ」
そう言いながらいつものカウンターに座ってご飯を食べる。
ガチャ...
「よおハグリッド。いつものやつかい?」
お店に入って来た人に叔父さんがカウンター越しに声をかけた。
「いや、やめとこう。ホグワーツの用事でな。ハリーの入学準備の買い物をしに来た。」
「ハリー?!」
わたしは声をあげた。
「ん?おおアイルか!ほれハリー、アイル・ウィリアムだ。この子も今年からホグワーツに入学だ」
「アイル・ウィリアムよ。よろしくねハリー」
そう言って握手を求めた。
「あ、僕ハリー・ポッター。よろしく」
ハリーも握手を返す。
ハリーも11年前に両親を殺されている。
わたしと違うのは、例のあの人を目の前にしても殺されなかったことだ。
わたしはその日たまたま叔父さんの家に遊びに来ていて例のあの人には会ってない。会っていたら間違いなく殺されていただろう。
そう考えたら背筋が凍った。