KING RUMOR

□1 sweetie girl
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「あ!もしかして長太郎?私のこと覚えてる!?」

鳳「もちろんですよ。ずっとお会いしたかったですから」



一同「・・・・!?」


鳳「3年前イギリスに旅行に行った際、一緒にテニスをして遊んだんです。まさか跡部さんの幼馴染だったとは」

「長太郎、あなたと過ごした夏は最高だったわ!全部覚えてるの。テニスを続けてくれていて嬉しい」

鳳「嬉しいです。僕の方が忘れられてるんじゃないかって心配してたのに」

「忘れるわけないでしょう。今回ね、きっとあなたに会えると思ってプレゼントを持ってきたの。
まさか今日会えるとは思ってなかったけど、どうにかして探し出すつもりだったから!」

鳳「本当ですか。プレゼントって?」

「すぐにでも見せたいんだけど、ホテルの部屋に届いてるのよね。近いうちに来てくれない?」

鳳「はい、もちろん。お邪魔でなければ」

「ふふ、相変わらず謙虚で優しいのね。好きよ」




一同「・・・!!」

宍戸「英語圏は簡単にあんなこと言っちまうのか」


「ハイアットの5201ね。来れる日が決まったら電話して?夏休みの間ずっといるから」

日吉「ハイアット・・俺でも知ってる超高級ホテルだ」



「ねえ、あなたのお友達を紹介してくれない?堅苦しい挨拶はもうたくさんよ」

鳳「ええ、もちろん。宍戸さん!」

宍戸「お、俺からかよ」




パーティが終わる頃には聖梨奈はすっかり氷帝メンバーと仲良くなっていた。

「みんな今日は本当にありがとう。久しぶりの日本でのスタートがみんなのおかげで楽しかったわ」


聖梨奈は振り向きざまにウィンクして去って行った。


日吉「ウィンクとか本当にする人いるんだ・・・」

忍足「くそっ、まんまと今のでハート射ぬかれたで」

向日「超美人で明るくて優しくて、最高だなあの子!」

芥川「・・・・また会いたいなあ〜。
聖梨奈ちゃん」







誰もが夢中になるあなたは、可愛すぎる女の子。
突如彼らの前に現れたヒロインは、いったいどんな風を吹かせるのかしら?
風に邪魔されて進路を間違えないようにね。

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