KING RUMOR

□4 the scandal
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鳳「・・・・何もないですよ。夕食を食べて、彼女が泊まっているホテルに行って」

日吉・向日・忍足「ホテルぅ!?!?」



鳳「だから何もないですって。彼女が見せたいものがあるっていうからお邪魔して
グァルネリとストラディヴァリウスの最新モデルを見せてくれたんです」

向日「なんだあ?がるねりって」

跡部「バイオリンのメーカーだ」

鳳「あ、跡部さん。とっても優雅な音色でしたよ」



跡部「フッ、そうか。日吉、向日」

向日「な、なんだよ」

跡部「あいつから、お前達にもプレゼントが届いてるぞ」


日吉「どういうことですか?」


跡部「まあ正確に言えば、あいつの親父からだが。樺地」

樺地「ウス」



樺地が運んできたのは、新品のテニスポールが10箱、数種類のガットが6箱。


忍足「さすがヴァンダーシュタインの社長令嬢・・・にしてもこんなに大量に」

跡部「200人のテニス部員には足りないだろうが申し訳ない、都内のスポーツショップの在庫をかき集めたが足りなかった、そうだ」


日吉「ヴァンダーシュタインは今年から全仏オープンのスポンサーになったから売れ行きがいいんでしょうね」


芥川「マジマジスッゲー!うれCなあ〜!!」





今日は夏休み最後の中間登校日。
今日の放課後は高等部テニス部の合同練習試合があり、中等部のコートも使われるため
跡部達レギュラー中心に朝のうちに練習していた。


宍戸「午後の時間が自由に使えるのなんて久しぶりだな。
長太郎、一緒に走り込み行こうぜ」

鳳「いいですよ、宍戸さん」

向日「なあ侑士、久しぶりに原宿行かねえ?クレープ食いてえんだよ。あ、プールも行きてえな!」

忍足「堪忍なあ、今日は家族で出掛けるんや」

向日「なんだよ付き合いわりーな。ジローと日吉は?」

芥川「行く行く〜!」


日吉「俺は自主練します」

向日「マジかよ。おいおい、夏休みだぜ?たまには遊ばねーと!」
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