鈍感娘に困り中
□1話
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喫茶店の中に入って店内の感じを見ているとよく見かける喫茶店と同じだなと思いながら2人と一緒に近くのテーブル席に座ることに。
「お2人共今日も来てくれたんですね。」
「安室さんに会いたくて!」
「ちょっと、園子」
「ありがとうございます、そちらの方は?」
「あっ、この前話してた超美人な私達の友達の名字名前です。」
『どんな紹介の仕方してたの?!』
まさかの言葉を聞いて驚いて外を見ていたのだがすぐに園子の方を振り返った。
普通に友達とか言ってるのかと思えば余計な言葉まで付け足していたとは……。
「はじめまして、ここで働いてる安室透です。」
『はじめまして、名字名前です。』
お辞儀をされて挨拶をしてきたので私も軽く会釈をしながら挨拶をしているとニヤニヤと笑いながら私達を園子が見ていた。
「やっぱり美男美女だと絵になるわねぇ」
「園子、おばさんみたいだよ?」
「だってそう思わない?」
「まぁ確かに……でも名前はいつもと変わらないけど、安室さん少し顔赤くない?」
「えっ……本当だ……もしかして」
『何2人でコソコソと話をしてるの』
自分の安室が挨拶をしている間に2人は何やらコソコソと話をしているため怪しく思っては2人を見ながらそう聞くと何故かはぐらかされた。
それからサンドイッチを頼んでみんなで話をしてそろそろ帰ることに……。
『じゃあ私家あっちだから』
園子「うん、じゃあまた明日ね!」
蘭「バイバイ」
2人と手を振ってわかれて自分の家に戻ってきた。
安室透さん……確かにかっこよかったし優しそうな人だったなぁ。
きっとモテるんだろうな……。
また彼女とかできたら教えてもらおっと。
そんなこと考えながらお風呂に入ってその日はすぐに寝た。
とあるマンションの一室の窓から外を見ている男性がいた。
「まさかこの僕が……一目惚れとは……」