悔いなき選択
□act. 02
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リヴァイ「なぁ?ヴィレよ…これだけのジャンク品(立体機動装置)をどうやって持って帰る気だ?」
ヴィレ「どうって… 抱えて?」
リヴァイ「…仮に使えるようになったとして 機動力の元となるガスは何処で手に入れる気だ?」
ヴィレ「………」
リヴァイ「何処かにデケェタンクがあれば 話は別だが…」
ヴィレ「……何処かで……見た事があるような……」
この間の“仕事”帰りに、路地裏に隠すように乱雑に置かれた 大量の立体機動装置の粗悪品。所々が壊れていて、憲兵が無断で投棄したそれは、部品を入れ替えて修理すれば、まだまだ使えそうな物ばかりだった。
ヴィレ「(確か…この地下街の…外の家より少し大きめで…Y字型に階段がある…壁の部品に鳥の紋章が彫られた…)ハッ!! そうだ!! 彼処だ!!」
リヴァイ「どうした?」
ヴィレ「あるよ! 大きなガスタンク!! この地下街に!!」
―――――――
 ̄ ̄ ̄
ヴィレ「此処 私が5歳の時まで住んでいた所なんだけど…」
リヴァイ「これは……重大な問題だ!!早急に取り掛かるぞ!!」