悔いなき選択
□act. 03
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――数週間後――
あの後も、地下街で単独で行動していた時も、2人で行動していた時も、あいつ等とは、“必ず”と云って良い程の確率で遭遇していた。
ヴィレ「リヴァイ...最近 俺らがあいつ等と遭遇する確率が 増えてねェか? あいつ等... 何つうか... 腹を空かせた猛獣のような... 狩りする獣のような目ェして俺らを追い回して来っからさ...」
リヴァイ「... そろそろ〆るか...」
ガタリッと椅子を引いて立ち上がったリヴァイは、壁に掛けてある紺色のマントをバサッと衣擦れ音を立てて羽織る。
リヴァイ「ヴィレ 何のんびり座ってんだ? ケツに根っこでも生えたか? 出掛けるぞ...支度しろ」
ヴィレ「立体機動装置は?」
リヴァイ「今日は 必要無い...」
慌ただしく支度を済ませて、玄関口で待っていたリヴァイに駆け寄る。
リヴァイ「忘れ物はねェな... 行くぞ!」
…ファーラン side…
ヒューズ「ファーラン!! リヴァイ達が動き出した!!」
張り込みをしていた仲間の知らせを受けて、ヒューズが伝達に来る。
ファーラン「じゃあ... そろそろ決着(ケリ) つけるか...」
ニヒルに笑ったファーランに、ロイが人選を訊ねる。
ロイ「誰が行く?」
ファーラン「......全員だ!」