悔いなき選択

□act. 04
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リヴァイ「さっき テメェに掃除させた部屋は 今日から テメェが使う部屋だからな…」

ヴィレ「それと…」

ドサッと、ファーランの前に、予備として整備していた立体機動装置を置く。

ヴィレ「ファーラン…アンタには コイツを使えるようになってもらう… 操作法は教えられるが 1つ1つにクセがあるからな… 感覚は自分で掴んでくれ」

リヴァイ「まぁ 慣れねぇうちは 怪我したり筋肉痛になったりするがな…」

ゴクリ...と唾を飲み込むファーラン。

ファーラン「わかった... だが 一旦 帰らせてくれ… 自分の荷物を持ってくる... それでいいか?」

「「………好きにしろ…」」
立体機動装置を、部屋へと置きに行き、荷物を取りに帰ったファーラン。

そんな彼を、連れてアジトへと帰ってくる理由となった、ファーラン達との会話をヴィレは思い返していた。

―― 回想 ――

ファーラン「なあ? リヴァイ達は最近 立体機動装置を使って“シゴト”をしてるんだろう? 2人だけじゃ 効率が悪くないか?」

リヴァイ「まぁ 確かに... 2人だけじゃ上手くいかねぇ時もあるが…」

ファーラン「だったらさ こうしないか? リヴァイ達が ――――......」

―― 回想 終 ――

ヴィレ「(二手に別れて 仕事を分担する... か…)」

ホゥ... と息を吐き、冷めてしまった紅茶を飲み干したヴィレは、カップを片付けに席をたった。
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