鬼灯夢
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「儂が初代『鬼伏家』当主。鬼伏高雄だ。」
「儂が2代目当主。鬼伏愛宕だ。」
「僕が3代目の当主。鬼伏鳥海だよ。呼んでくれてありがとう。」
「と、言うわけで初代から3代目までの方々に来て頂きました。」
ツラツラと説明されたが1人確実に場違いな方がいる!!
「おぉ、ウチの孫娘は随分大きいサイズだのぅ!よきかな!よきかな!」
私のまな板はかなりまな板なので多分まな板ではなく身長を言ってるな。
「はぁ...ありがとうございます。高雄様」
「違う!違うぞ!!」
愛宕様怒る。何故だ!間違えたのか!
「儂らは『おじいちゃん』と呼んでほしいのだ!」
高雄おじいちゃんが歳を召してる(風貌の)割にはムキムキの胸筋を叩きながら言う
「ほら、僕たちの家系すぐに亡くなるし女の子ってなかなか産まれなかったから呼ばれたいんだよ」
3代目の鳥海おじいちゃん...物腰柔らか。なんなんだろ3代目だけなぜ優男になったんだろう
「さて、今回お呼び立てしたのは麻耶さんで鬼伏家がお家断絶したので文化継承という名目で鬼伏家講演会をして頂きたいのです。」
「こんにちはー。鬼伏家講演会会議ココで合ってますか?」
桃太郎さんがやって来た
「ニーハオ麻耶ちゃん!会いたかったよー!」
ぁゎゎ...後ろには白澤さん。
横から舌打ちが聞こえた
まさかと思ってチラッと横目で鬼灯様の様子を伺うと案の定イライラしている。
眉の角度がえげつない。コイツはヤバいぞ
「なぜアナタがいるんですかね?お呼びしたのは鬼伏と関係ある桃太郎さんのみのはずでしたけどね?」
「いやぁ。桃源郷でも鬼伏の女の子が鬼神の護衛やってるって話で持ちきりでね。お前が麻耶ちゃんイジメてないか確認しに来たのさぁ。」
お互いにらみ合いが続く。
「あ、麻耶さん。お久しぶりです。閻魔様具合どうですか?」
「桃太郎さん!薬が効いてるみたいで最近は腰の具合もいいみたいです。いつもありがとうございます。」
あいさつを交わしていると後ろから叩かれる。何事!?
頭を抑えながら後ろを見ると怖い顔したおじいちゃん方
「何が『桃太郎さん』だ!様を付けろ!このデコスケ野郎!」
なんか知らんが高雄おじいちゃんめちゃくちゃキレてる!?
「ウチの子孫が誠に申し訳ない!!」
愛宕おじいちゃんはめちゃくちゃ謝罪してるし...
「ありがたい。ありがたい。」
鳥海おじいちゃんなんかは桃太郎さん拝んでる!
なんか収集つかなくなってるぞ!!
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