鬼灯夢

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「どうも。小野篁です。あ、貴女が鬼伏家の...。日替わりなのでなんとも言えませんが、よろしくお願いします」
ボヤーっとした人が来たなぁ。果たして、ちゃんと仕事出来るのだろうか

「あ、麻耶ちゃんはお使い頼んでいい?」
閻魔様の問いかけに返事をした。

「また極楽満月まで行ってきて。」
私は笑顔が凍りつく

「また、白澤さんにセクハラ行為をされるじゃないですか!第一篁さんの護衛はいいんですか!?」

「いやぁ、麻耶さんってあくまでも『鬼灯様の護衛』なんですよね。所属位置的に。なので僕から命令とかできません。とまぁ、非常に扱いにくいので今日はお使いをお願いします。」
うぅ...!とは思うが仕方ない。

「白澤君のとこで薬を受け取ったら鬼灯君のお見舞い行ってあげて。さっきはつい、大丈夫って言ったけど心配になってきた」
現世のインフルエンザはれっきとした死ぬ恐れのある病気です。
きっとジゴフルエンザもおなじくらい危険なのだろう

「じゃあお願いねー」
手を振る閻魔様...うえーん!
あとで鬼灯様に告げ口してやる

「はぁ、さてさて歩いて行くか。」


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