ASストーリー(長編)

□君と過ごす時間 1〜5
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コンコン!

「失礼します。雅紀様何でしょう?」

「二宮、今日のランチは外で食べたいんだけど」

俺は日本だけでなく海外にも支社を持つ大企業の社長の息子

毎日気楽に過ごしてる

「外でとは?どこか行ってみたい所でも」

「この前テレビで見た所なんだけど」

優しそうなお母さんがサラリーマンの
常連さん達に日替わりで安く栄養のある物を
提供してる食堂の事を放送してて
そんなに美味しいのかと行ってみたくなった

「わざわざ行かなくても
 そこの料理取り寄せましょうか?」

普段はシェフが作ってくれる物を家で
食べてる為あまり外で食べたことがない
俺は一度そういう所に行ってみたいんだよ

「取り寄せはしなくていい
 今から行きたいから運転手の風間に
 車を出すよう伝えてくれ」

「かしこまりました。伝えておきます」




二宮と車に乗り込み

「ここに行ってくれ」

風間にメモを渡した。


「かしこまりました」


その店はそう遠くはなかった




店に入るとランチには時間がまだ早い為
数人のサラリーマンがいるだけ

案内された席に着き、どれでもいいからと
注文は二宮に任せ店内を見渡すと

すごい勢いで食べている青年が目に飛び込んできた

あんなにたくさん口に入れて大丈夫なのか?

俺の周りにはそんな奴はいないから

めちゃくちゃ美味しそうに旨い!旨い!
って食べている
その青年から目が離せなくなっていた
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