青紫ちゃん【獄変】

□見習いの奇襲
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現代の時間の夕方頃

どうも、霞月です。今屋根裏で隠れてます。

さて、これからは自分は何をしようとするでしょう?

1、今、丁度下にいる斬島さんを驚かせようとする。

2、今、丁度下にいる斬島さんに奇襲をかける。

3、今、丁度下にいる斬島さんの隣の佐疫さんのおやつを食べる。

いや、まあ当然の如く正解は「2」なわけで。題名にもあるし

なんでそんな事をしようとするか?

……気まぐれ?それ以外の理由、ない事ないですがそれはさて置きそろそろ行きます。


獄卒になったばかりの頃にもらった、ナイフを構えて潜んでいた場所から一気に上から振りかざす。

一瞬の浮遊感がいつもより気持ちいいがする。なんて考えてみるけど。





「ったい痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!ち、違う!ちがうううううううう!」

ナイフはたやすく交わされそのまんま斬島さんに自分を抑えつけられてしまう。

あまりの痛さに、ガラにもなく思いっきり叫んでしまう。


みんなににかける奇襲。

成功した事無いんだよね







「腕は大丈夫?」


お茶を持ってきた佐疫さんが心配そうに聞いてくる。

まだちょっと痛いけれど、折れてはないしちゃんと動くから大丈夫だろう。多分

「うん。多分ヘーき」

「そっか。
……でも、折角隠れる場所変えたのにいつもの如く失敗しちゃって残念だったね。これで1605回目くらい?」

数えてる佐疫さんにびっくり
でも、それより自分の挑戦数にびっくり

「いや、数えててびっくりって顔してるけどさっきのデタラメだからね」

……デスヨネー。
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