青紫ちゃん【獄変】
□見習いの記念日
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「え?あ、そういえば今日だったけ」
佐疫さんも忘れていたっぽい。
意外と5年なんて月日は、鬼?からすればあんまり変わらないのかもしれない。
「たかが5年目がそんなにすごいのか?」
「人間の感覚だと、結構経ってるから肋角さんが主催してくれたんだよ!」
人間の感覚、なんて言い方をしたけれど正直、何十年の単位で感覚を取るなんてそうそうないと思う。
「そろそろ時間だし、準備を手伝いに行きこうよ?」
主役が、準備なんて変かも知れないけれど待っているだけの方がつまらないから、やったっていいと思う。
数十分後
「えなになに?何がはじまんのー?」
「だるい……」
「今日は霞月ちゃんが来てから5年目だから沢山の酒を飲むパーティするんだよ」
「貴様、平腹に変な事を教えるな。ふん、こんな戯れするくらいならもっと鍛錬をしたらどうなんだ全く」
「まあ、今日は霞月が来てから5年目だし、少しだけ多めに見てあげてよ、谷裂」
上から
「平腹」さん
「田噛」さん
「木舌」さん
「谷裂」さん。
そして、飲み物を持って来た佐疫さん。
喋ってないけど斬島さんは、黙々と料理を持ってきて並べる。
肋角さんだけは、会議に出ていて今夜は帰ってこれないらしい。
「肋角さん以外があつまったよね?それじゃあ、
霞月が仲間になって5年目を祝福して______」