青紫ちゃん【獄変】

□見習いとショタ
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そんな事から、2週間程過ぎた頃。



またもや、事件はおきた。


「肋角さん肋角さん!大変です!!」

ドタバタと足音をたてながら乱れた服で血相を変えて部屋の戸を開ける。

「霞月か。丁度いい所にきt______」

腕に

「ろ、肋角さん!ひ、平腹さんに




か、隠し子居たんですか!?

……あれ?」


「待て、落ち着くんだ霞月」

平腹さんそっくりの小さな子を抱えながら。
ちなみに部屋には、佐疫さん、斬島さん、田噛さんにそっくりな小さい子供がいた。







自分が慌てて平腹さんの子供(仮)を連れてきた経緯は、少し前の自分の寝起きに遡る。


自分は朝、いつも佐疫さんに起こして貰って鳥のさえずりを聞きながら二度寝に入るのがいつもなのだが、今日はうるさい程に叩かれるドアの音に起こされた。

「あー後、五分したら起きまーす」

適当に流そうにもドアを叩く音は止まない。
二度寝に入ろうにもこんなにうるさいとさすがに起きてしまう。

しぶしぶ起きて服を簡単に着替えた後、扉を開けると

「お前誰!?」

「 」

小さい、子供が立っていた。

「ねーねー!お前誰!?」

子供は、オレンジに近い茶髪に黄色い目。
好奇心旺盛そうな男の子だ。

まるで

「平腹さん……?」

の子供のようだ。

そうなると頭の回転スピードは急激にはやくなる。
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