青紫ちゃん【獄変】

□生徒の苦悩
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地獄の学校とは

獄卒になるべくして集まった鬼達が集まる所。

「うわぁー!まじで美人ばっかじゃん!」

「木舌先輩って本当に胸でけぇー!」

「佐疫先輩は優雅に読書してるぞ!」

その中でもより優れた人が少人数で特訓や勉学をつむのが

肋角先生担当の特務課。


今いるここは、そんな特務課の方の教室が覗ける林の隠れた所。

「あ!!やっべ平腹先輩のスカートめくr____」

「ねぇ」

「は?」

そして俺は、


「お前ら、俺んとこの先輩を何盗撮してんの?」

そんな特務課の生徒の一人だ。

「う、うわあああああああああああああ!!!!!」



「霞月クンおはよー!
……あれ?その手で引きずられてるコは?」

教室へ入ると、木舌先輩が真っ先にこちらに気付いた。

「はよーございます。こいつらは例の場所で覗きをしてたんで捕まえて来ました」

さっきの盗撮野郎はこいつらだけじゃない。

先週は、後輩が来ていたし、先々週はファンクラブらしい奴らが来ていた。

今回は、俺の知り合いだ。

「はー……盗撮なんてさせときゃいいじゃん?怠い。第一、写真撮られて減るもんないでしょ」

「田噛。女の子がそういう事を言っちゃダメ!そんなに無防備だと、いつか大変な目にあいかねないよ?」

メンドくさそうに言ったのが田噛先輩で、それを注意したのが佐疫先輩。

そんな会話を聞きながら俺は、知り合い達を縄で縛り上げていた。

「クッソー!霞月お前なんでこんな天国のような所にいんだよ!ずりぃぞ!」

縛られている最中の奴がおかしな事をいう。
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