story

□私なんかが
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ーななsideー


今日は大好きなアイドルの握手会

楽しみにしてた〜!っていっても
今日は3日目やから
昨日も一昨日も
あったばっかりやねんけど!



でも、私にとっては会いたくても
なかなか会えない遠い存在

やから、こうやって会える機会は
ほんまに貴重やし大切な時間




今日もいつものように
どのメンバーよりも
長く伸びる長蛇の列に並んで
話せる瞬間を楽しみに待った



いよいよあと数人まで回ったきた


“今日も可愛いな〜〜”




「あ〜ななちゃんや!
おはよう!待ってたんやで!」


「おはよう彩ちゃん
ほんまですか〜?
またまたうまいですね〜」


「ほんまやで?....ニコニコ」


「そんなん言ったら釣られる」



いつもに増して
可愛く感じる彩ちゃん



「今日はまだ来てくれる?」


急に真面目な顔をした彩ちゃん



「今日はあと一回だけなんです、」


「少ないねんな今日、、
ねえ、あとでさ、」


彩ちゃんが何か言おうとした時
時間が来て急かされた



「んー??」


「....大事な話ある!!!!!」



大事な話???わたしに?
なんやろか


大したことじゃないんやろな
なんて思いながら
わたしは彩ちゃんの元を去った
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