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□すれ違いの恋
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-ななside-



突然の告白にびっくりした


彩ちゃんが私のこと好きなんて
そんなこと考えたこともなかった


この恋愛感情は一方的やって
ずっと思ってたから




私が戸惑って黙り込むと
彩ちゃんは言葉を続けた




「こんな私やけどさ
1番そばにおってくれへん?

ななが笑ってないと
わたしも元気でーへんし

その笑顔の隣いるのは私がいいねん」




嬉しかった
いつのまにか素直に感情を出すのが
苦手になっていた私やったけど
この時ばかりは素直に
彩ちゃんの胸に飛び込んだ


「ありがとう....」



「返事は?」



「私こそ頼りないけど
ずっと隣に居らせてください」



「離さへんで....?」



「わたしやって....」



彩ちゃんはわたしの背中に手を回して
ぎゅっと抱きしめながら言った


「なぁ、一つ約束」



「なんですか?」


「何かあった時は
どんなにしょうもないことでも
相談してな

わたしはななの一部でありたい


悲しい時は一緒に泣きたいし
嬉しい時は一緒に喜ぼな」




「うん....ありがとう」



そう約束をして
2人で楽屋に戻った










楽屋に入ると異様なニヤニヤしとる
メンバーが何人かおった



朱里「やっとお互い気がついたんやな!
もう!どんだけ手かかんねん2人とも!」





彩ちゃん、大好きやで

わたしのことたくさん笑顔にしてな


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