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□大きい背中
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1人レッスン場でひたすら
同じ曲を繰り返し練習した




気がつけばもう夜の22時


そろそろ帰らななんて時間にも
余裕がなくなってきた


「あれ?まだ残ってたん?」



後ろから入ってきたその人を
鏡越しから確認できた



「はっ!!彩さん!すいません!」



「何で謝んねん!(笑)
こんな時間まで偉いな」


そう、そこに現れたのはNMBのキャプテン
山本彩さんだった



「次の公演の振り入れしとって、、」


「そうなんや!
でももうこんな時間やで?
お家の人も心配するやろ?」


「でも...今日も先生に怒られて
わたし全然できてへんから
もっともっと練習しないとなんです」



「そっか〜....恋和も頑張ってんのにな」



「え....?」


「あたしいつもちゃんと見てんで
恋和大人しく見えるし、
勘違いされやすいんかもしれへんけど
いつもこうやって残ってるやんな?」



確かにわたしはよく1人で残って
練習することもあった

それはわたしが追いつけてないから

みんなについてけるように
常に必死やった


でもいつも1人やから
誰もみてへんと思ってたのに
いつみてたんかな、、、、



「もっと自分に自信持ちや?
踊れへんとか思ったらあかんで?」




確かに常に自信がなかった

他の同期と比べたり
自分のダメな部分ばっかり見てた


そんなことわかってたけど
それでもそうしてしまう自分がおった



自信持ちたい


ずっと思ってたことや
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