02/11の日記

21:23
’18 京都記念 回顧
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外 2200m 重

今日の京都は重馬場で力のいる馬場。また内が悪く外差しの効きやすい馬場だったかな?と思います。

タイムは1000mが1.03.0、勝ち時計が2.16.3と、全体的に緩い流れのスローペースです。まあ力のいる馬場ですし、元々京都のこのコースは時計が掛かりやすい傾向にあるので、緩い流れというよりは平均的な流れと見たほうが良さそうです。

ラップを見ていくと、先行争いの2Fでは11.5ですが、コーナーに入る3Fは13.3とSSのラップになっています。全体が縦長でゆったりと進みますが、なんと坂を登る6〜7Fが12.6-12.2とペースアップ。恐らくそこでミッキーロケットが前に詰めたので、クロコスミアもペースを上げざるを得なかったんでしょう。これでは前が厳しい展開です。中団にいた馬たちも脚を溜めきれた訳ではないでしょう。無理について行かず後方にいたケントオーやディアドラ、モズカッチャン、アルアインはある程度余力があったと考えられます。
この勢いのまま坂を下り、3コーナーに入っていきます。ここでケントオーが仕掛け始めます。4角を回る頃にモズカッチャンとアルアインもじわじわ追い始め、4角抜ける頃にほとんどが追い始める感じでした。


クリンチャー
この馬自体、不良の菊花賞で2着と上がりが掛かる馬場が向くタイプでした。また、菊花賞含めて過去2回の京都戦はどちらも連対しており、コース適性もあったと言えます。
また、藤岡佑Jの京都巧者っぷりも発揮されました。直線入るまではロスなくインを回してました。坂下りでスピードが乗ったままコーナーに入るので直線で馬群がバラけます。そのタイミングを狙って、比較的トラックバイアスの小さい中目に持ち出して伸びてくる、良い騎乗だったと思います。
トップスピード自体はそこまで速くないけれど、それに乗るまでの反応は悪くなく、彼なりのトップスピードを持続して走れるタイプだと思いました。坂登りでもけっこう前について行ったように見えたので、それで直線伸びたのは凄いと思いますね。またゴール前で脚が上がってきたモズカッチャンを見てグイッとひと伸びしたように感じました。スタミナも勝負根性あると言えるでしょう。
ダービーくらいから応援してたので、重賞勝ってくれて嬉しいです!

アルアイン
正直来ると思ってませんでした。距離適性はあるけども、コース適性と重馬場適性がイマイチ疑問でした。あと、川田Jが大外に入ると大外ブン回すんじゃないかと思ってました。(今思えば10頭という少頭数で大外も何も無いんですが)
後で川田Jは大外からの先行馬がうまいって知りましたが本当でしたね。坂の登りでペースアップした時、ロケットに連れてレイデオロもちょっと位置を上げて、アルアインも行きたがったんですが、それを抑えてい(たように見え)ました。自信ないです。笑
4角回る頃に外に出しながら追い始めましたのも良かったと思います。トップスピードに乗るまではちょっと時間掛かるかなと思いますが、絶対値は高いと思います。また、ゴール前にひと伸びしたのも良かったですね。この馬も良い脚を長く使えて、タフさのある馬だと思います。キレ味勝負になりやすいコースはあまり向かなそうです。
さすが、皐月賞でレイデオロたちを負かしてるだけあるなと思わされました。

レイデオロ
大波乱のバルジューJ、本当にレイデオロを3着にしちゃいましたね。各所で漬物石とか小倉専用機とか言われてるだけあるなーと…。まあ、テン乗りだし、休み明けだし、初京都だしでしょうがない部分もあったと思います。あとスタートも出遅れ気味でした。
それでもバルジューJの乗り方は良くなかったですね。出遅れ故に最初に脚を使ったのに、向正面に入ってから、馬の行く気に任せたのかアルアインまで位置を上げて脚を使ってしまったし、その後の坂登りでも少し前に行かせてました。4角で抑えて少し息を入れられたのかなと思いますが…。
レイデオロの神戸新聞杯を見た感じ、トップスピードに乗るまでは時間が掛かりますが、スピードの絶対値が高く、キレ味のあるタイプだと思います。今回は道中脚を溜められずにキレ味が発揮できなかったものと思います。ですが、さすがダービー馬、ここで3着に粘れるということは、それなりにスタミナも兼ね備えていると言えるでしょう。

モズカッチャン
惜しかったー。ミルコの騎乗は良かったと思います。ちょっと珍しく後ろのほうで控えてました。前が速かったので、スタート直後も無理に前につけようとせず、良い判断だと思います。コーナーで全体のペースが落ちた時に、無理に合わせずにすんなり位置を上げたのも良かったですね。無駄な力を使わずにポジションを変えた感じです。後方すぎると判断したのか、坂を登る前にちょっと前に行かせてます。脚をためるという点では良くないですが、必要だったかなと思います。3角で、アルアインが前に行った隙にスッとインに寄せてます。スピード乗って曲がるので皆外に膨れて内が開くという判断だと思います。実際にロスなくコーナーを回り、最内を突けてましたね。ミルコうまい。ただし内はボコボコだったので、そこで若干差が出ましたかね?あんまり関係ないかな。
モズカッチャンはギア入るのが早い印象です。絶対値自体はそこまで高くないですが良い脚を長く使えますね。今回は持続力が活きてか、上がり最速でした。
ハービンジャー産駒らしくパワーあるタイプで、時計のかかる京都コース適性も高いですね。牡馬相手でも4着に来たのは好走条件が揃っていたからだと思います。良馬場だったり、キレ味勝負の混合戦は注意したほうが良さそうです。

ケントオー
個人的にとても応援していて、掲示板載ってくれてよかった!
父ダンスインザダーク、母父スペシャルウィーク。短距離路線のうちから京都適性は示していましたし、血統的に距離延長も問題ないはずと複勝で買って…みましたが絡みはしませんでしたね。
小牧Jが坂の登りから位置を上げ始めて、3角で仕掛けました。少し早かったと思いますが、この馬のタフさを活かせる持っていき方だったかなと。直線でも大外通ってこの着順ですから、頑張ったと思います。すごくタフです。最後はちょっと脚が上がってたかなと思いますが、スタミナ・持続力勝負なら良い勝負してくれると思います。


すごく長くなりましたがこんな感じで。馬の持つスタミナや底力、そして騎手の手腕も光ったレースだったと思います。
[追記]

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13:41
'18 クイーンC 展望
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☆コース
東京 芝 左 1600
コーナーまで長いので、脚質の有利不利はそこまで無いです。3角前で坂を登り、下りながらコーナーに入るので、息を入れにくく、中間が緩みにくい傾向だそうな。そのため18以上を走れるスタミナがあったほうが好走しやすいと思います。また、息が入らないため逃げ切るのは難しく、日曜の東京の馬場を見るに、差しの決まる馬場かなと思います。有力な先行・差しを重視したいです。
◎メイショウサムソン産駒
△マンハッタンカフェ産駒

☆予想
前に行きそうなフィニフティ、キャッチミーアップ、ツヅミモンあたりは消したいです。

注目馬は

@ナラトゥリス
新馬戦はオープンで活躍するサンリヴァルの3着。3戦目赤松賞ではマウレアと0.1秒差の3着と、実力馬と差のない競馬ができそう。緩い流れから瞬発力勝負になれば。

Bアトムアストレア
ダート→芝替わりで注目。芝での速いペースに対応できるかが要だが、今回はタフさが求められるコースということで、好走する可能性も。血統的にも、父タニノギムレットなら芝適性や東京適性は十分に考えられます。

Eテトラドラクマ
東京マイルで良い成績を残してます。特に2着だった未勝利戦では、フェアリーSを勝ったプリモシーンの2着だし、走破時計を見ても遅すぎず評価できます。

Gロフティフレーズ
デビュー戦や早い時期のレースに強いロードカナロア産駒。デビュー戦勝利後の2戦目は複勝率50%と高いそうな。また直線が長いほうが向くタイプで東京替わりに注目らしい。
(佐藤ワタル氏の「内ラチの上を走れ!」参照)

(11)ライレローズ
人気馬オハナと過去にあまり差のないレースをしている。この時の走破時計はあまり評価できないが、次走の未勝利戦では1.34.9で、11秒台のラップを刻みながら先行抜け出しという勝ち方。キツい流れになっても対応でき、可能性はある。

マウレアも実力あるし、賞金のことを考えると走ってくるとは思うけれど、東京マイルを比較的緩い流れでしか走ったことがなく、キツい流れになるとどうなるかなーと思います。

私は人気薄絡めて100倍台のワイドと、注目馬の単勝で勝負です🐎

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