暁のヨナ
□ちぎれた絆
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自分の発した言葉にケイシュクとスウォン様は各々で違った反応を見せた
ケイシュクは何処か焦りを見せ
スウォン様は驚いてはいるものの何所か冷静で
まるで自分がそう言うのを分かっていたかのようだった
イアル「スウォン様、茶番劇を演じるのは止めて“真実”をおっしゃってください。
......自分がこんなくだらない嘘を鵜呑みにするとでも?」
ケイシュク「ひっ控えたらどうです!?何を根拠に茶番劇だと.....!!!」
ケイシュクが声を荒げて反発するがその言葉はスウォン様によって制止させられた
スウォン「.........分かりました。ですが条件があります。」
イアル「条件...?」
スウォン「三日後...いえ、二日後に“五部族召集”をします。貴女にはそれに風の部族の代表として会議に参加してもらいます。」
イアル「!!」
“五部族召集”......まさか...
イアル「...王になられるおつもりですか。」
スウォン「!.....はい。その為の会議ですから。」
イアル「...分かりました。条件を呑みます。」
スウォン「では......」
その後自分は真実を知った
彼が陛下を弑逆した事
ハクと姫様はその夜に城から逃亡した事
二人の消息は未だ掴めていない事
そして...
彼が何のためにこんな事を行ったのかを
それについては半分納得もしているし納得がいっていない所もある
先ずは二日後の五部族召集による会議だ
二人共.....どうか無事でいてくれ