暁のヨナ
□彼女は
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〜ハクside〜
陛下がスウォンに殺された
姫さんの誕生日の夜
俺は彼奴を信じていた
けど
俺達が見ていた“スウォン”という男は幻だと彼奴は言った
姫さんは現実を受け入れ切れていないのかどんどん弱っていく
クソ.....どうすりぁいいんだ
こんな時、姐さんならどうする
......そうだ、姐さんだ
姐さんは確か姫さんの誕生日に間に合うように帰城すると言っていた
だがあの夜姐さんの姿は無かった
つまりあの出来事の後に帰城することになる
そうなると...姐さんはどうなる？
姐さんが敵になると増々俺と姫さんが生き延びられる保証はない
あの人は将軍の席を俺に譲ったが実力で見ればどう考えても姐さんの方が上だ
スウォンだって姐さんの実力を知っているはずだ
わざわざ敵に回すような事を言わないはず
だが姐さんはとても賢い人だ
見え透いたような嘘は通じない
もし俺が姐さんなら......
.....“あの場所”へ向かう