暁のヨナ
□咆哮
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〜イアルside〜
あぁ______________
____________どうして
ハク「姐さん!!」
どうして
来てしまったんだ、ハク
逃げろと言ったはずだ
あの子を連れて
自分は後から追うと言っただろ
なのに何で
ハク「うるせぇ!あんたはそうやって“独り”で居なくなる気かよ!?」
イアル「ッ______!!!」
あぁ、そうだな
そう
言うつもりだった
だが
自分の口から出た言葉は違った
イアル「ッはッ...まさか。」
毒矢だって射られたときに直ぐに分かった
あの子に当たらなくて良かったとも思った
だがその事を伝えたくなかった
あの子達の顔が歪むのをこれ以上見たくなかった
このまま戦い続けて死ぬのかもなとも思った
けど
そうはさせてくれないようだな
ハク
ごめんな
こんな姉で
そう思いながらも思考は段々と鈍くなる一方だ
そんな中
愛しい愛しい紅い髪が燃えるように風になびいているのが見えた
ヨナ「道理も分からぬ者の言葉に耳を貸すほど
私は落ちぶれていない!!!」
その姿が何故か
己の体を燃えるように熱くさせた