暁のヨナ

□紅い髪
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〜イアルside〜



熱い






火のようだ






自然と視線はあの子へと向かい





何故だが目が離せない






だけれども




イアル「......馬鹿。」




何故出てきた



出来る事ならこのまま逃げてほしかったというのに




ハク「!姐さん!!!!」



イアル「!しまっ______!!!」



意識が朦朧とする



足元がふらついてしまった時だった



殺し損ねた火の部族の兵が自分を切りつける



それにより体は傾き背に視線を寄越せば後ろは奈落



イアル(___あぁ____________


















    ____これは落ちるな。)






そう薄れゆく意識の中さして抵抗もせずに倒れてゆく体




遠くでハクが手を伸ばそうとしている



ヨナ姫が何かを叫んでいる




だが最早自分には手を伸ばし返すことも



その言葉が何かを聞き取ることも無理なようだ




イアル「__________」





僅かに動く口だけがあの子達に言葉を送ろうとした





それからの意識は





自分にはなかった
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