暁のヨナ

□皇女ヨナ
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〜イアルside〜


「ねぇ父上....私の髪変じゃない?」


「変じゃないとも。ヨナの美しさはどんな宝石も敵わんさ。」


目の前で会話をしておられるのが我らの主である“国王イル陛下”と“皇女ヨナ姫


陛下の親馬鹿加減が過ぎる言葉にも満足していないのかヨナ姫の表情は不満気だ
その後も何やら呟いているがまぁそれはどうにかなるだろうと自分に言い聞かせる


困った陛下は近くにいたハクに同意を求める


イル「そんなことはないだろう。なぁハク?」


ハク「えぇ、イル陛下。姫様の御髪が変などと誰が申しましょうか。」


ここまでは良かったのに


ハク「あえて申し上げるなら......







   頭(のーみそ)が変ですね。」


ヨナ「お黙り下僕。」


こいつの答えには心底頭を抱えたくなるが


長年にわたっての“恋煩い”が生じたものかと思えば微笑ましいものだ




勿論、そう思っているのは自分だけなのだが
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