暁のヨナ
□姉弟
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ヨナ達を布団へ戻し近くに座る
スウォンは何やら気分が良いのか目を輝かせている
イアル「スウォン、どうしたの?」
スウォン「先程イアル姉上が部屋に来る前にいらした方、英雄ムンドク様だったんですけど私は初めて見たので感激していました!」
イアル「じっちゃんが?」
ハク「...帰ったら殺される.....」
ハクが何やら呟いていたがどうせ本人が悪いので放っておく
スウォン「ハクとイアル姉上のお祖父様だったんですね!」
イアル「!」
どうしよう
この子達は知らないんだ
私とハクの出自の事
イアル「...そうだね...」
ハク「...」
スウォン「?イアル姉上?」
何て言えば良いのかな
ハク「俺とねぇちゃんは孤児だ。」
イアル「!!」
ハク「だからじっちゃんとは血が繋がってないぞ。」
ヨナ「そうなの?」
ハクは特に気まずくなさそうだから話しても良いか.....
イアル「ハクの言う通り、私達は孤児だよ。だらか拾ってくれたじっちゃんのいる部族にお世話になっているの。」
ヨナ「でも...ムンドク来てくれた。姉上もいてくれる。ハクの事、すきなんだね。」
ハク「...どうかな。」
素直じゃない弟だなぁ...
その時のヨナの表情は少し寂しそうだった