暁のヨナ
□彼女は
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〜ハクside〜
ハク「姫様、見えてきましたよ。」
風の部族
ハク「風牙の都です。」
帰ってきた...だが姐さんは此処に来るだろうか...
...否、きっと来る
あの人はそういう人だ
姫様を連れて門へと向かう
門番のテウとヘンデはのんびりと昼寝をしてやがる
無性に腹が立ったから二人を蹴り飛ばして起こす
ハク「見張りはお昼寝の時間か?この部族は。」
テウ・ヘンデ「「ハク様??」」
ハク「よ。」
テウ「へー、久しぶりー。10年ぶり?何でいんの?」
ヘンデ「将軍クビになったの?明日があるさ。」
ハク「三年ぶりだ。相変わらずユルイな。」
ヘンデ「我らは風の部族〜風の赴くまま逆らわずに生きるのであります〜〜」
ハク「誰だ。こんなヤツら見張りにしたの。」
此奴ら......この様子だとまだ事を知ってないようだな
風の部族「長〜〜」 「若長〜〜」
テウ達と話している間に他の連中も気づいたようで人が群がってくる
俺と里の者達との会話の様子から姫様はやっとで安心できるところについたことを理解したようで急に意識を失われた
姫様を抱えてテウにジジイの居場所を聞く
テウ「長老なら何か緋龍城から手紙が来たみたいだから今部屋でそれ読んでらっしゃいますよ。」
ハク「手紙...?」
ヘンデ「ハク様達がこっちに来るっていう手紙じゃないんですか?」
ハク「...」
とにかく行ってみるか