暁のヨナ
□紅い髪
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〜ハクside〜
ハク「!姐さん!!!!」
そう叫んだ時にはもう遅かった
イアル「!しまっ______!!!」
姐さんの背後から火の部族の兵が姐さんを切りつけようとした
咄嗟に姐さんも避けようとしたがその前に受けていた毒矢の影響かいつもなら避けれていたその攻撃を受けてしまった
自然と姐さんの体は傾き
吸い込まれるように崖から落ちていく
自分は何かを叫びながら必死に姐さんへと手を伸ばすがそれも届くはずがなくて
イアル「________________」
姐さんは俺と姫さんに何かを言おうとしたのか
僅かに口元が動いていた
ハク「!!!!」
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イアル「____________“生きて”。」
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そう言った気がした
そのまま姐さんは谷底へと姿を消した
俺は
唯々それを眺めていることしかできなかった