暁のヨナ

□紅い髪
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〜スウォンside〜




ケイシュク「スウォン様、カン・スジン将軍の御子息であるカン・テジュン様がお会いしたいそうです。」





そうケイシュクさんに言われた時





“「スウォン、自分はお前と共には歩めない。」”






誰かに



そう



言われた気がした









それを気のせいにしてカン・テジュンのもとへ向かった






スウォン「やぁ〜すみません、お待たせしました、テジュン殿。




     今日はどうされました?」






そう作り笑いをしながら彼と対面すると






生気の無い顔をしたテジュン殿が一つの包みを差し出しながら私に告げた






テジュン「大事な....即位式前日に申し訳ありません。





     貴方様にどうしてもお渡ししたいものがあって参上いたしました。」







私はテジュン殿から受け取った包みを開いた瞬間


息を呑んだ






テジュン「ヨナ姫が_________









     _____亡くなられました。」







その言葉は非情にも私の胸に突き刺さった






更に続いた言葉が



私の心を絶望へと追いやった






テジュン「風と火の境...北山にて...





     従者のソン・ハク将軍と共に落ちました。




     そして...ソン・ハク将軍の姉のソン・イアル殿も_______













     _________二人を庇い、真っ先に崖から落ちてゆきました。」








________“嘘だ”







そう




叫びそうになった







その時やっとで私は理解した








あの声は______________







































_____“彼女”の声だったのだと
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