悪魔の日常

□ジュツ島太郎
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配役
浦島太郎・・・ジュツ
亀・・・ウオ
いじめっこ・・・フルヤ・ヒカル・ハン
乙姫・・・レトラ


ジ「あ、亀がいじめられてる」

ウ「ちょ、お前ら・・・普通に痛い!」

フ「いえーい!!」

ヒ「わーい!!」

ハ「死にさらせ」

ジ「一人だけヤバいのがいるんだけど。よし帰ろう」

ウ「ちょっと待てコラ助けろや!!
つかここでお前が帰ったら話終わるだろ!!」

ジ「あー分かった分かった。いじめっこ、これ以上いじめたら夜中家に忍び込んでタンスや本棚を漁るよ」

ウ「それ泥棒だ!!」

フ「にっげろー!!」

ヒ「ぎゃー!」

ハ「いえーい」

ジ「最後の奴に至っては何だったの?」

ウ「ま、とにかく、お前を竜宮城まで連れてってやるよ」

ジ「えっ、いや別にいいけど」

ウ「何でだーー!!」

ジ「家で姉さん待ってるし」

ウ「良いから来いよ!いつまでもグダグダしてたらこれ読んでるお客さまが飽きるだろ!!」

ジ「?ウオ、何いってんの?遂に気でも触れた?というか、僕、古風な昔話じゃなくてイソップ童話とかの主人公になりたかったなー」

ウ「良いからさっさと来いや!!!!」








ジ「ここが竜宮城・・・」

レ「いらっしゃーい・・・
って何こいつ!!?」

ジ「これが乙姫?
・・・普通だなー。」

レ「ちょ、ちょっと亀、来て!」

ウ「?」

レ「何、あのいかにもヘタレで気弱そうなくせにナルシスト感がする男は!?」

ウ「お前、一瞬であいつの性格見抜いたな」

レ「もう!私が頼んだのはイケメンで元気で背の高い男なのよ!?」

ウ「そんな事言われても・・・」

レ「何してんのよこの魚野郎!
刺身にして完食するわよ!!?」

ウ「刺身に出来るの亀じゃなくてすっぽんな」

ジ「ねぇ、ここってWi-Fi繋がってる?」

ウ「いやここ海の底だぞ!?
Wi-Fiなんて繋がってるわけ」

レ「城内なら繋がってるわよ」

ウ「嘘だろ近代化進みすぎだろ」

レ「せっかく来たし・・・ま、一日くらいならもてなしてやるわ。」






ジ「あー、料理だけ美味しかったー」

レ「殴るわよ」

ジ「ともかく、ありがとね。」

レ「あ、まって。
・・・はい、玉手箱。」

ジ「えっ、いらない」

レ「はい!!?」

ジ「いやそれって開けたら老けますってやつでしょ。
そんで帰ったら百年たってましたって奴でしょ。
百年たってても魔法で戻れるからw」

レ「何故それを!?」

ジ「ま、いいや。また来るよ。」

レ「もう二度と来ないでね」


END

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