紅の涙番外編

□母の出自
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ー夢主とミナトの会話ー

主「そういえばお母さん、本当にうずまき一族だったのかなあ…?」

ミ「それは君が知ってるはずじゃなかったのかい?」

主「いえ…、それが実はよくわからないんですよ。父はよく渦の国の話を聞かせてくれていたんですけど…」

ミ「お母さんは、話したことはなかった…?」

主「はい、思い返してみると一度も聞いたことがないなと思って」

ミ「…確かにそれは怪しいね」

主「それに、私のこの髪型。クシナさんは知らないって言うんです」

ミ「?どういうことだい?」

主「この髪型、お母さんは「昔から伝わる結い方なのよ」って言っていたんです。でもクシナさんは知らないってことは…」

ミ「う〜ん、そうなるとナギサのお母さんはどこ出身だったんだろうね…」

主「う〜ん…、どこなんでしょうね…」

ミ「にしても、その髪型伝統的なものだったんだね。前にも見たことあるけど、知らなかったよ」

主「え、知ってるんですか?!誰がこの髪型やっていたかとか、覚えてます?!」

ミ「ん、確かローランっていう国を治めていた女王陛下だよ」

主「……女王陛下?」

ミ「女王陛下」

主「………………………」

ミ「………………………」

主「そ、そんなわけありませんよ〜!絶対ないです!ありえません!」

ミ「あはは、さすがにないか〜」

主「そうですよ、もう〜!変なこと言わないでください!」

ミ「たまたまクシナが知らないだけかもしれないしね」

主「そう、それに国民にも広まっていたかもですし!」

ミ「ん、そうだね。じゃあこの話はここでおしまい!」

主「はい、終わりにしましょう!ご飯ももうすぐ炊けますし!夕飯の準備しますね!」

ミ「じゃあ俺はクシナを起こしに行こうかな」

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夢主の母はうずまき一族かもしれないし、違うのかもしれない話でした。


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