VERONICAMUS ※R18
□聖地ラムダ
1ページ/9ページ
自宅(風穴の洞窟)でしっかり休んだあと、早速お宝探しの旅に出かけることにしたカミュとマヤ。
まずは食事とマヤの装備を調達するためにクレイモラン城下町に行ったのだが、そこは性能より見た目重視派の2人。
気に入ったものがなく、結局毛皮のフードしか着たくないと譲らない。
武器はカミュがずっと使っていた短剣。
その他、いざという時うまく逃げれるように星降る指輪と、歩くだけでHPが回復する女神の指輪を装備させた。
カミュはハイパーノヴァと破天の月輪(備でトリリオンダガーとクロノスエッジ)海賊王のセット(※マヤが笑うから眼帯無しで)とスーパーリング、無法者のグローブを装備した。
あとは回復アイテムとキャンプ道具とロトゼタシアの地図、もちろんお金も💰
マヤはこれだけでもテンションマックスに。
カミュが見てきた絶景とか、宝石を見せてやったらどんなリアクションになるのか、想像しただけで楽しみだ。
ちなみに盗んだ図書館の本は面倒なので図書館の管理者であるシャールに事情を説明しお願いした。
怒られると覚悟していたが、
マヤみたいなガキでも簡単に盗めるのはむしろ問題だから、教えてくれて助かる、と逆に礼を言われ、リーズレットは勇敢なマヤに、とキラキラ光るまで磨き上げたヒヒイロカネをくれた。
「いしし!早速お宝もらっちゃったー❤」
歩きながらいつまでもそれを眺めるマヤ。
「よかったな。そうだ、お世話になった海沿いの神父にもあいさつしにいこうぜ。」
クレイモランの西側、海沿いにある小さな教会に、子供の頃から知り合いで、何かあるときはいつも助けてくれた、まだ40代の若い神父がいる。
カミュとマヤが旅に出ることを涙を流して喜び、新しい冒険の書を作成してくれた。
「今日はもう遅いからここで泊まらせてもらおうぜ。明日は終日移動だからな。覚悟しとけよ!」
カミュはニヤニヤしっぱなしのマヤに気を引き締めてもらおうと声をかけたのだが、
逆に満面の笑みで返事が来た。
「兄貴と一緒にいれるならなんでも大丈夫!!」
ぐ、、、
やばい。5年ぶりの妹が可愛すぎる。言われ慣れてたはずのセリフにいちいち感動する。早く慣れないとキュン死するかもしれない。
神父はそんなカミュの背中をポンと叩き、わかるよと言った。
ーーーーーそして夜があけた!