VERONICAMUS ※R18
□marriage
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マヤがメダル女学園に入り、2か月が過ぎたに頃。
ベロニカは学園の講師控え室(豪華スイート)で、ホメロスと2回目の講義を終え、次回分の打ち合わせをしていた。
「で?おまえは一体何がしたいのだ。」
ホメロスは椅子にもたれ足を組み、冷たい目でベロニカを見下してくる。こういう人なので今更ビビることはないけど、、、
「さっきの案には賛成って言ったはずだけど。」
「講義の話ではない。」
「え。」
??
ホメロスにどうしたいかって聞かれる案件なんてあったっけ?!
ベロニカが困惑していると、
いつ部屋に来たのか、ぴょこん!!っと突然制服を着たマヤがホメロスの膝の上に座った。
「オレも気になってたんだ💕」
「こら、下りろ。💢」
「いししー💕だってイスないもん。」
「あっちにあるだろ。」
と言いつつ組んだ足を戻して、マヤが座りやすい姿勢にしてあげるホメロス。
「マヤちゃん、、、💦」
、、、そんなにホメロスと仲良かった?!
それにホメロスもマヤちゃんにはなんか態度甘くない?!?!
マヤはホメロスの膝の上から身を乗り出し、ベロニカと同じ高さの目線で詰め寄った。
「え、だってオレ先生のこと好きだもん♪
兄貴よりかっこいーしー!!」
ホメロスはその言葉に一瞬ウルっときたが、
すぐに真顔に戻ってベロニカに言った。
「その兄貴、を好きなんだろ。お前は。」
「!!!???!!?@!」
ベロニカはショックで声が出ない。
顔がどんどん赤くなっていく。
なんでこの人たちが知ってるの?!
ベロニカの心の声にマヤが答える。
「やっぱり!!
ていうか、何も知らないのって兄貴だけかも。」
「!!!えぇ//////!!!」
ドッキーン💦
なんで?!ばれてる?!
セーニャにしか言ってないしそんな素振り絶対見せてないはずなのに💦💦
焦りまくるベロニカ。
情報漏洩の経緯はこう。
古代図書館でのベロニカの様子にヒロが気づき、ワザとベロニカとカミュが2人になるよう先に帰った。
ラムダでアイスを食べてる時にセーニャに聞いたら本当に好きなのだと確信。
それを家に帰ってマヤに言ってしまう。
その後、ユグノア城の管理のことで相談があるとロウがイシの村を訪れ、マヤがついロウに言ってしまい、マルティナ&グレイグがその話をしてるのをホメロスが聞き、そこからマヤが知ったという。
「オレは初めてベロニカさんに会った時からそうだったらいいなって思ってたけど、、、だって兄貴、ベロニカさんと喋るのたのしそーだったもん。」
「そんな、、、恥ずかしすぎる、、、、。
シルビア以外みんな知ってるの?」
頭を抱えて嘆くベロニカ。
「あぁ、シルビアはもっと前から勘付いていたらしいぞ。グレイグが言っていた。」
ホメロスは興味なさそうに言う。
「嫌ぁ、、、、、。」