VERONICAMUS ※R18
□エスケープ
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「う、、、、ん、、、」
最悪💦
気持ち悪い、、、
ベロニカは自分のベッドの上で目を覚ました。時刻はお昼12時過ぎ。
「あれ、、、どうやって帰ったんだっけ。」
ヒロとカミュと散歩したのはうっすら覚えている。ただいつのまにか子供姿に戻っている。
起き上がってリビングにいくと両親とセーニャ夫婦がお昼ごはんを食べていた。
「お姉さま!お目覚めですか?」
セーニャがお水を入れてくれる。
「リュートが送ってくれたの?」
「あぁ、おはようベロニカ!
君はぐっすり眠ってしまったから、
ヒロくんがラムダ入り口まで送ってくれて、後はぼくが担いだよ。
石階段はキツいからイメチェンリングを使わせてもらったんだ、、、」
「うわ、、、ごめんね。申し訳なさすぎ。」
リュートは食べていた美味しそうなサンドイッチをお皿に一旦置いて、ニッコリ笑った。
「お安い御用だよ。連れてってくれてありがとう、シルビアさんと仲良くなれて、もうほんっとに感激だよ。」
「それならよかった。でも、私、みっともなく飲みまくっちゃってごめんね。」
ベロニカが謝ると、お母さんが口を挟んだ。
「そうよベロニカちゃん!!
そんなんじゃお見合いしてもまとまらないわよ。」
「もう、、、ママ!お見合いなんてしないって言ってるのに、、、あー。頭痛い。」
ベロニカはサッとバスルームのほうに逃げ込んだ。
すっかりお酒くさくなってしまった服や髪。
昨日、こんな状態でカミュと手繋いで、結局おんぶもしてもらったんだっけ、、、
シャワーを頭から浴びながら、繋いだ右手のひらを見つめていると、色々思い出した。
ふわああああ、/////////、
ベロニカは顔を両手で押さえて声に出せない悲鳴をあげた。
私、、、絶対言ってる💦💦
カミュみたいな人と結婚したい
カミュがいい、、、
あんなの、、、どう聞いても
告白じゃない、、、、
ヒロも聞いてたのかな、、、今度あって確かめる?!夢って可能性もあるし、、、
でも本当だったら、、、
ベロニカの目に涙がじわぁっとたまる。
興味ないから他探せって言ってた気がする、、、しかも笑いながら、、、、。
どさくさに紛れて告白してフラれてる💦💦
ベロニカは誰にも気づかれないように、シャワーを顔面から浴びて1時間泣きまくった。
酔っ払っての無意識とはいえ、冗談で言ったんじゃないのに、サラッと流されたぁ、、、
うん
もういいや、、
みんなに気にされるのも恥ずかしいし、
もうジタバタしたくないし
カミュのことは忘れよ。
ベロニカはいい香りのクリームを髪と体に塗り、コットンのワンピースに着替えた。
部屋に戻るとデスクに新しい封筒が。
「もうママ、、、また勝手にこんなもの、、、」
ゴミ箱の隣に積まれた10通の封筒。どれも開けていなかったのだが、これもきっかけと思い机にあった11通目だけ開封した。