VERONICAMUS ※R18

□OK
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「どこに帰ればいい?」
ベロニカが聞く。
「とりあえずセーニャに言おうぜ。」
カミュは優しく笑った。


ルーラでラムダの石階段についた2人。
この憂鬱で長い階段が、今日は天国への階段に見える。
「あー疲れた!!」
ベロニカは自分からカミュと手を繋いだ。
「はぁ?遊びまくってたくせに。。。
オレなんか8時間ドラゴンで移動したんだぞ。ったくなんでおまえ回復魔法使えねーんだよ。」
「しかたないでしょ!ウチすぐそこなんだからセーニャに癒してもらいなさいよっ。」
ベロニカは怒って早歩きになった。
「待てって。」
カミュは2段進んだベロニカの肩をつかみ振り返らせ、チュッと一瞬だけキスをした。
一気にベロニカの体温が上昇する。
「オレがもし魔獣になったら、これでかき消してくれ。」
「これ、、、カード?」
「いてつくはどう、ホメロスがくれた。」
「なるほど、、、
コレがあればちょっと安心ね。」
ベロニカがポケットにカードを装備するのを待ち、今度はギュウって抱きしめた。

もう一度、ゆっくり口づけする。
ベロニカは目を閉じ身をまかせた。
気持ちよくて、くちびるが震える。

何度もくちびるが触れ合い、ベロニカから吐息が漏れると、カミュはベロニカの頭を押さえて口に舌を挿入した。

/////!!!
なにこれ!!!
キス?
食べられてるみたいな、、、

気持ち良すぎる。

「あ、、、っ」
一瞬ぞくっとして声が出てしまった。
足がガクガクする。

「あ、、、やば。////。」
カミュがすっと離れた。
ベロニカは魔力の暴走はなかったものの
ドキドキが止まらない。

指を絡めて手を繋ぎ、また階段を登る。
カミュは穏やかに言った。
「オレ、おまえ時々意識飛ぶんだ💦今もやばかったし、、、
力制御できなくて、、大怪我させるくらいなら突き離した方がいいって考えてた。」

ベロニカはきっぱり言いかえした。
「大丈夫、ホントに危険って思ったらカミュにマダンテ撃つから。」

カミュは幸せそうに笑った。


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