Guardian-守護者-

□第四話
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頭が痛い…


ズキッ
まただ。
また頭が痛む…いつから?……あぁ、あの日からだ。あの“記憶のない日”から。


「けっごた〜んvVって、大丈夫?!めっちゃ顔色悪いんだけど…」

「平き………ッ」


ズキンッ
くそッ、あの日の事を考えようとすると直ぐコレだ。体が考える事を拒否してるってーのか?


「医務室、行く?」

「いらねぇ…」


ズキンッ


「二人共何しとるん〜早よ行かな授業遅れてまうで?」

「今行くー!…本当に平気?」

「大丈夫だッ」


ガタンッ
机の上に用意していた教科書をひっつかみ、乱暴に立ち上がった。…瞬間


クラッ
不意に目の前が歪み、崩れ落ちる様に体が傾いた。
目の前の景色がゆっくりと過ぎていく。誰かが鋭く俺の名前を叫んだような気がした。



『景吾ッ!!』



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