★アホ部屋★
□第五話
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「がふっ(-д-)」
急遽現れた仲間(?)の『ぷりちーマジカル☆ミラクルおっしー』は顔から落ちた。
…そら、屋上から飛び下りたらそうなるわ。
「め、眼鏡…」
あのーもしもし?目の前に落ちてるんですけど。
「お前はのび太君か?」
「ち、違ゃうっ!」
ササッと眼鏡を拾い、装着したのを見る限り…実は見えてたな、コイツ。
「だ、檀君…彼のデータは?!」
「な、無いっすよ!」
明らかにうろたえる敵組。
まだ登場したばかりで技の一つも出していないのに…使えるな、以外と。
「き、今日は勘弁してあげるよ!」
「「「えぇ〜?!」」」
出直しさ☆そう言い残し、奴等は夕日の中へ走りさっていった。
…この分だとまた来るな。
「(何か知らんが)助かった、サンキュ」
「いいぇ〜vv」
二人が握手を交わしていると、さっきまで爆睡していた(つか、今起きたろ?!)ジロちゃんがふよふよ忍足のポケットに向かって飛んでいった。
「ピヨ吉〜」
「違っ!ピヨ氏だっつーの!」
何だか微妙に違う呼ばれ方をしてピヨ氏はかなりご立腹なようだ(ほら、パートナーでさえ本名呼んでくれないし?)
「違ゃうよ、ピヨっちやで」
「違うよ、ピヨ吉だよ〜」
…駄目だこりゃ。
とりあえず、あいつらは放っといて…
「えっと、ピヨ氏…か?跡部だ、よろしく」
「跡部さん…よろしくお願いします」
…ピヨ氏の目に涙が浮かんでいたのは、きっと見間違いじゃないと思う。
「おーい!」
「「?」」
遠くから手を振ってやってくるのは間違いなく…
「アキっ!」
「ごめん、間に合わなかった?」
急いで来たんだけどなぁ…と、言うが残念。ついさっき敵は去った。
アキがふい‥と横を向くと……
キラキラキラキラ…
か、輝く瞳で見つめられてるー?!
つか、あの、何で頬を赤らめるんデスカー?!